月 コフ

《黄昏の月》荒廃しきった大地を慈愛に満ちた月が見降ろす。月を背負う女は、滅びゆく者らを静かに嘲笑う。月が動きだす時、世界は不安定に揺らぐという。
《恐怖の月》二十二の摂理が乱れ、世界は変革の時を迎えた。夜空に君臨した女王は、狂気の淵で踊り続ける。その舞は月面に浮かび、見上げた者を惑わせる。