塔 ペイジ

《悲劇の象徴》世に憚る災厄が収束し、背高き塔へと変貌した。主の女は乾き切った眼で地平を見下ろしている。塔が動きだす時、世界は退廃へ進みだすという。
《睥睨する女》二十二の摂理が乱れ、世界は変革の時を迎えた。塔は天から吊られ、人の消えた地平を見上げる。主の女は眸を瞠り、二重の微笑を湛えるだろう。