吊られた男 メム

《咎人》謂れなき濡れ衣を着せられた、咎人たちの刑場。逆さに吊られた男は己の罰を受け入れ沈黙する。咎人が動きだす時、世界は自滅へ向かうという。
《冤罪者》二十二の摂理が乱れ、世界は変革の時を迎えた。磔刑の丘で曝された罪の真偽を問う者はいない。真実は朽ち果て、諦念ばかりが世を蝕んでいる。