女教皇 ギーメル

《清廉な女性》万人の心の中に描かれた、清廉なる祈りの偶像。ベールをかけた女は、瞳に憂いと叡智を潜める。女教皇が動きだす時、世界は悲嘆に沈むという。
《強欲な女》二十二の摂理が乱れ、世界は変革の時を迎えた。女がたたえた慈愛は腐り落ち、叡智は失われた。祈りは大地を汚し、憂いは毒となり世界を蝕む。